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ギャラリー「散歩路」での展示作業、おおかた完了!

  • 投稿者:Sigeru
  • 2009年3月5日(木)21時42分

3月7日(土)から始まる、ギャラリー「散歩路」での陶展の飾り付けをしに行く。

ギャラリー「散歩路」かんばん

ギャラリー「散歩路」

ギャラリー「散歩路」は、通りから一筋入った高島高校脇の、小川に沿った住宅街の一角にある、静かなたたずまいの建物だ。

今日は、朝から天気が良く、暖かいので頭もほぐれて、気分的にも作業がはかどりそうだ。

展示室が2部屋あるので、1部屋にSigeruと風花の器を、もう1部屋にSigeruのシーサー、森の精と花器を並べることにした。

ギャラリー「散歩路」陶展展示

10時過ぎから始め、午前中は棚組と荷ほどきだけにし、早めの昼に工房へ戻る。昼からシーサーなど大物の搬入をし、陳列作業に入る。おおかたの展示が終わり、オーナーと会期中の打ち合わせを終えたのが5時前になっていた。

ギャラリー「散歩路」陶展展示

明日午前中もう一度来て花を生けたり、今日し忘れたことを仕上げて準備OKだ。

関連記事 陶工房「滋風」 “春の陶展” 今津で開きます

ギャラリー 散歩路での陶展のしおり出来る。

  • 投稿者:Sigeru
  • 2009年2月15日(日)10時49分

3月に入ってすぐに、今津のギャラリー 散歩路で開く陶展のしおりと案内状のレイアウトを、一昨日あたりから合間を見てやり始め、今日仕上がった。

やはり難しいのは、見たときに落ち着いた感じを与えるために、フォントのプロパティーや位置取りを微妙に調整することだ。何度調整してみても、何かが居心地悪くしている。最後のほんの僅かな位置取りでやっとOKが出るのだが・・・・。

それと、意外と難しいのが地図だ。人によって周辺の場所の理解度は千差万別だ。細かく書き込んだ方が分りやすいというものでもない。見やすいと同時に、必要最小限のポイントは表示されてなければ読めない。

陶工房「滋風」陶展於ギャラリー散歩路しおり

項目のチェックを念のためして4,5枚プリント始めて何となく地図を見ながら、もしかすれば、「北」表示だけでは方角の分からない人がいるかもしれないと思い、「大津」の方向表示を加えた。できれば、「琵琶湖」表示なども入れたほうがよいのかもしれない…。

東西南北ではなく、具体的な地名を示されないと方角が分からない、地名でなく、視覚に入る景観によってしか方角をのみ込めない人。地図の見方に限らずよくあることだ。これは理解力の差ではなく、人によって物事を理解する回路、道具は違うようだ。理解するためよく使う部位、得意な才能が個々別々だからだろう。

バリアフリー、アクセシビリティと言えば、高齢者、障害者への対応がまず考えられるけれど、こういうことも課題となるだろう・・。

「第2回 酒器と湯呑展」のお礼とイヴェント情報

  • 投稿者:Sigeru
  • 2008年6月23日(月)18時36分

滋、風花が出品していました、伊勢丹府中店「第2回 酒器と湯呑展」が15日を持って終了しました。

会期中、ご来場くださった方々、ありがとうございました。また、酒器やぐいのみ、湯呑をお買い求めいただき嬉しく思います。

8月には、横浜にて、「ぽち・タマ展」が開催されます。

犬と猫をモチーフにしたアートを一同に展示した企画展です。風花の、猫をモチーフにした、絵付け食器(小皿、カップ、鉢、飯碗、箸置など)を出品予定しています。

「ぽち・タマ展」

  • 会場 ユニアートららぽーと横浜店(JR横浜線 鴨居駅 徒歩7分)
  • 会期 2008年8月8日(金)~17日(日)
  • 時間 Am10:00~Pm9:00

「第2回 酒器と湯呑展』 於 伊勢丹府中店

  • 投稿者:Sigeru
  • 2008年5月8日(木)15時19分

5月12日から伊勢丹府中店で開かれる『酒器と湯呑展』に出展する器の一部です。

赤絵ぐいのみ
注器とぐいのみ

風花の注器とぐいのみ

ぐいのみ湯呑

酒器とぐいのみ

滋の酒器とぐいのみ

ぐいのみ酒器

父の日対応として昨年好評だった酒器と湯呑展が,今年も伊勢丹府中店で開かれます。普段使いに出来る、質が高くてお値打ちな作家ものの作品を一堂に集めた展覧会です。

「第2回 酒器と湯呑展」
  • 会場 伊勢丹府中店 4階
  • 会期 平成20年5月12日(月)ー6月15日(日)
  • 時間 午前10時ー午後7時30分(最終日は午後4時まで)

 

森の精たちの由来、とりとめもなく……

  • 投稿者:Sigeru
  • 2008年4月9日(水)1時45分
森の精たち

バッコスの酒宴。ヨシ兄の幻想譚、チンギスハーン、イーグルの詩、ノマドの宴。

蠅の王、父親殺しの物語。

何も考えたくなかった。ただ鳴き交う蝉の音に呼吸を合わせ、体の中をがらんどうにしようと思った。つるはしをふるった。土は柔らかかった。力を入れて起こすと土は裂けた。また秋幸の腕はつるはしを持ちあげ、呼吸をつめて腹に力が入る。土に打ちつける。蝉の声が幾つにも重なり、それが耳の間から秋幸の体の中に入り込む。呼吸の音が蝉の波打つ声に重なる。つるはしをふるう体は先ほどとは嘘のように軽くなった。筋肉が素直に動いた。それは秋幸が十九で土方仕事についてからいつも感じることなのだった。秋幸はいま一本の草となんら変わらない。風景に染まり、蝉の声、草の葉ずれの音楽を、丁度なかが空洞になった草の茎のような体の中に入れた秋幸を秋幸自身が見れないだけだった。

中上健次「枯木灘」より

シーサー、技とも、美とも無縁の、生命そのものとしての、モノ。沖縄という名の血。

黄泉の国の哄笑、死者の輪舞、裸の生、生成の時。

童子の腹赤く輝く

五、六、七、美しき河水のそばに

おう赤き童子の群れよ

太陽の祖先の如き赤さもて

村山槐多 「童子群浴」より

血染めのラッパを吹き鳴らせ

耽美の風は濃く薄く

われらが胸にせまるなり

五月末日日は赤く

焦げてめぐれりなつかしく

ああされば

血染めのラッパを吹き鳴らせ

われらは武装を終へたれば。

村山槐多「四月短章」より

われ切に豪奢を思ふ

青梅のにほひの如く

感せまる園の日頃に

酒精なむる豪奢を。

村山槐多「青色廃園」より

H邸の森の精と地蔵
I邸の耳長

H邸と、I邸の森の精…….

四月の陽を受け、開放された歓びに輝いています。これから、深くなる緑に、森の趣が濃くなってゆきます。