我が家には三匹の猫がいます。
最初に来たのは、雑種の長毛種の
それから、その子供の姫子。三匹生まれた中で一匹だけ女の子だったので、この名になりました。母親のムーとは少しも似ていません。
三匹目は、野良猫から生まれた迷い子の茶トラのオス。そのころはまっていた漫画に出てくるチョビ(犬なのですが)みたいにオットリ優しくなってほしくて「チョビ丸」と名づけました。
三匹いてもそれぞれ性格は全然違います。
姫子はびんしょうで余り家に居ず、しょっちゅう野ねずみや小鳥を捕ってきます。可哀想だからと叱っても「私は猫よ、何がいけないの」と一番猫に誇りを持っている感じがします。
チョビ丸は、大きな体のくせに怖がりでドジ。そのくせ内弁慶で家の者の足に噛み付いたりして憂さを晴らしています。
ムーは少し神経質ですが、一番人の言う事が判るようで、ダメということにもちゃんと反応します。私が外に出ると付いてきて、一緒に散歩もします。最近は歳をとってきたのか仕事場で寝ている事が多く、余り遠出もしなくなったようです。
そのムーが、先日私たちが一日留守をした日から姿が見えず、心配していたのですが、五日目にヒョッコリ帰ってきました。
猫というのは、私たちの知らないところでどんな生活をしているのでしょう?ドラえもんの隠しカメラみたいのが有って、それぞれの行動を映像で見られたら、さぞ楽しいだろうといつも思います。何日も帰ってこない時は、一体何処でどんな風に暮らしているのでしょう。人に飼われていても、半分野生で自由気ままな猫の生活が、時々羨ましくなります。