3月8日、甥の結婚式に3人で名古屋へ向かう。いい結婚式だった。
3人ともはじめての名古屋なので、1泊して日曜は市内を巡る。
まず、ユウタが上前津の古本屋を覗いてる間、十二ヶ月[別窓]という雑貨ギャラリーに入る。陶器は、カップ類、注器、小鉢を中心に展示されていたが、感性と知性を程よい遊びで調和させた、楽しみながら使える器、という感じだった。作家の傾向が似通っているのが少し気になったけれど、それも、店の姿勢がはっきりしている表れか。木、漆や金工もあり、こじんまりしたいい店だった。
ユウタと合流し、鶴舞の古本屋を数軒3人で回る。この界隈の古本屋は、昔ながらのよさを保っているようだ。Sigeru は、飯沢耕太郎の「荒木!」を購入。
もう少し回りたかったけれど、昼を兼ねて、隠れ家ギャラリー「えん」[別窓]という、少し南のはずれにある店へ向かう。
和風民家の一軒家の、ガラス格子の引き戸を開けて、たたきから板敷きを上がった畳の間のギャラリーを通り、やはり畳の間の喫茶に落ち着く。ギャラリーでは、着物の古着を展示していて、カサイクロス風の柄ので手ごろな価格のものが気に入り、風花購入。
定番のカレーと、週代わり定食のそぼろの三色どんぶり、それにそれぞれのコーヒーを楽しむ。気の置けない友達の家でくつろぐような、なんとも不思議な空間だった。
初めての名古屋だったけれど、予期した以上に好印象だった。2時間ほどでいけるので、又行ってみたい。