工房ブログ

桐の花

  • 投稿者:Yuuta
  • 2006年6月6日(火)11時50分

何処からか甘い香りがただよってきます。見上げると薄紫のきれいな花が咲いています。桐の花もここ今津に来てから知った花です。この季節、山のあちこちに見かけます。

けれど、この花の香りがこんなに良い香りだとは、最近まで気が付きませんでした。

石井桃子さんの著書『幼ものがたり』に書かれていた桐の花が咲き出すと、甘い匂いに包まれること、花は少し古くなると、ぽろぽろ地面に落ちてきて、その花に糸を通して遊んだことなどを読んで、それで気が付いたのです。この季節になると、何処からともなく漂ってくる甘い香りと、桐の花がやっと結びつきました。私も、落ちている花を持ち帰って玄関に置き、家の中でもほんのりやさしい香りを楽しみました。

昔、いなかでは、女の子が生まれると、その子の嫁入りのときの箪笥の材料のするため、桐の苗を植えたそうです。このあたりの桐の木も、その名残でしょうか。もう、箪笥の材料になる事は無いかもしれませんが、天に向かって咲くきれい紫の花と、甘い香りで今も私たちを楽しませてくれています。

関連書籍

猫のプチ家出?

  • 投稿者:Yuuta
  • 2006年6月2日(金)16時47分

我が家には三匹の猫がいます。

最初に来たのは、雑種の長毛種の夢羽ムー。捨て猫だったのを知人が拾って飼い主を探していて、はるばる甲南からやって来ました。

それから、その子供の姫子。三匹生まれた中で一匹だけ女の子だったので、この名になりました。母親のムーとは少しも似ていません。

[夢羽(写真)]
[姫子(写真)]
[チョビ丸(写真)]

三匹目は、野良猫から生まれた迷い子の茶トラのオス。そのころはまっていた漫画に出てくるチョビ(犬なのですが)みたいにオットリ優しくなってほしくて「チョビ丸」と名づけました。

三匹いてもそれぞれ性格は全然違います。

姫子はびんしょうで余り家に居ず、しょっちゅう野ねずみや小鳥を捕ってきます。可哀想だからと叱っても「私は猫よ、何がいけないの」と一番猫に誇りを持っている感じがします。

チョビ丸は、大きな体のくせに怖がりでドジ。そのくせ内弁慶で家の者の足に噛み付いたりして憂さを晴らしています。

ムーは少し神経質ですが、一番人の言う事が判るようで、ダメということにもちゃんと反応します。私が外に出ると付いてきて、一緒に散歩もします。最近は歳をとってきたのか仕事場で寝ている事が多く、余り遠出もしなくなったようです。

そのムーが、先日私たちが一日留守をした日から姿が見えず、心配していたのですが、五日目にヒョッコリ帰ってきました。

猫というのは、私たちの知らないところでどんな生活をしているのでしょう?ドラえもんの隠しカメラみたいのが有って、それぞれの行動を映像で見られたら、さぞ楽しいだろうといつも思います。何日も帰ってこない時は、一体何処でどんな風に暮らしているのでしょう。人に飼われていても、半分野生で自由気ままな猫の生活が、時々羨ましくなります。

金尾恵子さんのエスニック料理

  • 投稿者:Yuuta
  • 2006年5月16日(火)9時47分
[写真「昨年開かれた原画展」]
[写真「お食事風景」]

昨年の4月の事ですが、「絵本による街づくりの会」主催で、絵本作家の金尾恵子さんの原画展が、ペンション・マキノで開催されました。図鑑、科学読み物、絵本などに、動物や鳥、魚などの絵を描いてご活躍されているのですが、その原画はとてもすばらしく、繊細な自然描写の中に描かれた生きものたちへの愛情が伝わってきて、感動したのを思い出します。

その金尾恵子さんがお料理上手で、5月13日にペンションマキノで、金尾さんが作られるエスニック料理を囲んでの、交流会が開かれました。

[写真「生春巻きとクスクス展」]
[写真「トンムヤンクン、etc」]

生春巻き、トムヤンクン、クスクス、香り高いタイ米にグリーンとレッドのカレーetc。デザートには、タピオカとフルーツとなんと野菜のくわい(シャキシャキ感がとてもぴったり)のココナツミルク。

そのお料理に、当工房の器を使わせていただきました。器そのものだけででなく、お料理を盛ったところを、沢山の方に見ていただける機会をいただけ、感想なども伺え、とても嬉しく、新たな創作の力にしていきたいと思いました。

[写真「民話の語り」]

おいしいお食事の後には、禅定正世さんの民話の語りと再話講座受講生による再話作品の語り(ブログ1/16参照)やコカリナの演奏もあり、大満足の一日でした。

関連ウェブ・ページ

信楽「やけもの市」 1日目

  • 投稿者:Yuuta
  • 2006年5月4日(木)6時04分

2013 年の信楽作家市(信楽やけもの市の後継イベントにあたる)については、こちらを御覧ください。

朝五時起きの、6時出発でいざ我が第二の故郷信楽へ出発。今日から3日間、恒例の信楽「やけもの市」に出店。

準備が終わるか終わらぬうちに、早速お馴染みのお客さんが何組か尋ねてくださいました。今日1日、多くのお客さんと出会い、お話しすることが出来ました。また、Sigeruの魚紋の器や森の精と風花の野の花の器を求めていただき、ありがとうございました。

今日の信楽高原は早朝から晴れ渡り、日陰にいると少し風が冷たいかな、という程度で、過ごしやすい1日でした。2,3日良い天気が続くらしいので、残り2日も楽しみです。2008年5月の「やけもの市」・信楽陶器市の情報。

*この文章は昨日、4月3日に書かれたものです。

信楽「やけもの市」

  • 投稿者:Sigeru
  • 2006年5月1日(月)0時11分

2013 年の信楽作家市(信楽やけもの市の後継イベントにあたる)については、こちらを御覧ください。

5月の連休恒例になりました信楽「やけもの市」がゴールデン・ウィークに、信楽町内で開催されます。信楽在住の陶芸作家を中心に県内の個人作家が直接販売を行いますので、是非お越し下さい。
2008年5月の「やけもの市」・信楽陶器市の情報。

概要

  • 日程:5月3日~5日、各日9時~17時
  • 会場:甲賀市信楽町西459 「狸家分福」南隣の広場
  • 地図:グーグル・マップ [別窓]