工房ブログ

〈工房 アイオロス&風花〉

  • 投稿者:Sigeru
  • 2007年4月16日(月)1時13分

工房名を〈工房 アイオロス & 風花〉にかえる。アイオロスは、風神。

〈陶工房 Sigeru & 風花〉の陶を消し、風花は風花のままに、Sigeru は風になる。....風に〈わたし〉はなく、作用だけがある。

再び、鷲田清一から引用。

歌うこと、それはわたしが別のだれかに、ある意味内容をもったメッセージとか情報を伝えることではない。〈わたし〉という人称のなかに閉じこもったふたりが向きあうことではない。それは、わたし、あなた、かれといった人称の境界をいわば溶かせるようなかたちで、複数の〈いのち〉の核が共振する現象とでもいうべきものだ。あるいは、現象学者、メルロ=ポンティの言いまわしを借りて、「〈わたし〉よりももっと古いわたし」たちがその身体ごと共鳴する現象と言ってもよい。

――鷲田清一『「聴く」ことの力』[別窓]124頁

追記(2008年3月5日)

結局、翌3月にウェブサイトの新規構築に伴い、「Sigeru & 風花」という従来の工房名をそれなりに残した上での、「滋風」という名を採用した。

アイオロスという象徴の中にあった響きは、この幾分シンプルな名において、むしろ、より自由な調べとなることができるかもしれない。

  • 投稿者:Sigeru
  • 2007年4月7日(土)14時02分

一昨日、豊中の方へ行ったら、今週初めにはまだちらほらだった万博外周の桜が満開だった。悠太の大学寮のある待兼山もキャンパス内、周辺一帯、桜、桜、桜・・・・

日本の春、以前はこのあほらしいまでの宴会気分が嫌いでなかった。10余年前、父の亡くなったのが3月16日、一周忌までがちょうど桜の時期。それ以降、なんとなくかつての満開気分はもてなくなったようだ。

琵琶湖湖西のここら辺りは、いわゆる桜はまだ3~5分咲きで、緑がくっきりする前の霞がかったような山麓や雑木林に、ところどころ、エドヒガンの淡いピンクとコブシの白がアクセントになった一歩手前の風景。

豊中の街とは別様の、空気と、光。

もてなし 〈キッチン桔梗屋〉

  • 投稿者:Sigeru
  • 2007年3月20日(火)14時57分

客をもてなすということ。鷲田清一がルネ・シェレールの言葉を引用しながらこう書いている。

他者を迎え入れること、それは他者を「われわれ」のうちに併合することではない。すなわち,他者をサプロプリエする(s'approprier = 同化する、専有する、横領する)ことではない。それはむしろ、自己を差しだすことであり、その意味で他者とのぬきさしならぬ関係、関係が意味を決めるのであって〈わたし〉が関係の意味を決めるのではないような他者との関係の中に、傷つくこともいとわずにみずからを挿入してゆくことである。

――鷲田清一『「聴く」ことの力』[別窓]136頁

主人(ホスト)は客をみずからの家に迎え入れる。そして主人の場所へ客を据える。[中略]そこでは客が主人になるからである。すると、本来の主人は客の客となる。客の客として客に接することになる。

――上掲書147頁

せっかく京都へ出てきたので、悠太の大学合格を、よかったなあ、おめでとうとどこか気持ちのいい店でささやかでいいから祝いたいなあと思っていた。前の晩に美樹(風花)と悠太で少し古い雑誌を取り出してきて、北白川にあるキッチン桔梗屋という店に行く事に決める。

扉を開け店に入ると、はじめてなのにからだの力を抜いてくれるやわらかい空気を感じる。「円山公園からこのあたりまで思ったより近いんやなあ」と言うわたしたちの会話に、「ええ、道が混んでない時には・・・」と、となりのテーブルを片付けながら亭主が受ける。ラッキーだったんだ。京都中が渋滞する時期には少し早くて。

四人各様に注文したメインデイッシュを見て味見に少しづつトレードしあおうという会話に、小皿が四客「どうぞ」と持ってこられた。美樹が注文したサーモン入りの山芋のグラタンは秀逸だった。コーヒーとケーキ(これがまたなかなかなもの)をほどよい充実感のなかで味わう。

客がごくふつうに望むことを、ごくふつうにもてなしとして返す。そこには、足し算ではない贅沢がある。「気持ちのいい店でささやかな祝いをしたい」という望みを充分にかなえてくれる店だった。

シャルル・ジャコーのデザイン画

  • 投稿者:Sigeru
  • 2007年3月19日(月)14時04分

岡崎の京都国立近代美術館「アール・デコ・ジュエリーの世界」を見にいった。

シャルル・ジャコーのデザイン画。まるで、これを描く事に最高の快感を覚えていたのではないかと思ってしまう。壁面に適度な間隔をもって並べられた小品を、ときには戻りつしながらゆっくりと順に見てゆく。

この経験は何かに似ている。意味ではなく、言葉の持つ感触・・・ざらつきやなめらかさの肌理、光の屈折、透明になろうとしてなりきれない不透明な部分・・・に触発されて身体に広がってこようとするもの。それに翻弄されたり、戯れたり、哲学したり。詩の言葉を読む経験に似ていた。

あっさりトマト・ピザのレシピ

  • 投稿者:Yuuta
  • 2006年7月9日(日)14時10分

ピザを作ってみました。作ってみると意外と簡単、具を色々変えて、やっぱり焼きたてが一番ですね。生地を多めに作って、冷凍しておくと、いつでも作れます。

ピザ生地(直径21センチ、6枚分)の材料

  • 強力粉:350g(私は、強力粉 320g、全粒粉 30g でやっています)
  • ドライイースト:小さじ2
  • 砂糖:大さじ1
  • 塩:小さじ1/2  
  • ぬるま湯:250cc
  • オリーブ油:大さじ2

あっさりトマトピザの材料

  • ピザソース:大さじ3~4
  • トマト:小1個
  • 青ジソ:5~6枚
  • ピザ用チーズ:100g

作り方

  1. 大き目のボールに強力粉、ドライイースト、砂糖、塩を入れてひと混ぜし、オリーブ油を加える。
  2. ぬるま湯を加減しながら全量加えてこねます。こね始めは手にくっつく感じですが、しだいにひとつにまとまるので、こうなってからは、生地がなめらかになるまで10分~15分くらい、力を入れてよくこねます。
  3. 油を薄く塗ったボールに (2) をまるめていれ、ラップをかぶせかいて温かいところにおく。2倍の大きさになったら軽く生地の真ん中を押しガス抜きをする。2~3分軽くこねて、再びボールに戻し、ラップをして1時間寝かせる。
  4. オーブンを 200℃ に予熱する。(3) の生地を6等分して(残った分は冷凍保存)麺棒で直径21センチくらいに伸ばす。(私は、麺棒にくっついてうまく伸びないので、クッキングシートにくっつけるようにして指で伸ばしています)
  5. 表面を何箇所かフォークの先で穴を開けます。
  6. (5) にピザソースを塗り、小さめに乱切りしたトマト、千切りした青ジソ、ピザ用チーズをのせる。
  7. オーブン皿に薄く油をぬり(クッキングシートを引く場合はそのまま)(6) をのせ15分~20分焼く。

上にのせる具はその時有るもので、玉ねぎ、ピーマン、ナス、きのこ、ハム、オイルサーディンなど(写真のは、生オレガノいっぱいと入り)。次はイカの塩辛や練りうになんかも試してみたいと思っています。